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​公開日:2022/08/28

2022年8月20日、私たち実行委員取材班は「コシピカ」へ取材にいき、団体についてと今回の京都学生演劇祭2022での公演についての意気込みなどを聞いてきた。

​「コシピカ」とは

​​ーーよろしくお願いいたします。まず簡単に団体の紹介をお願いします!

大門さん:

 そうですね。「コシピカ」という団体でして、ちょっと前まで、「コシヒカリのナナピカリ」っていう名前で、2018年のそれこそ京都学生演劇祭から、団体をスタートさせたんですけど、ちょっと団体の主要メンバーと喧嘩別れしたりして、団体名を変えないとちょっと気まずいなっていうことになって団体名を変えて「コシピカ」という団体でやってます。基本的にコントもやったり演劇もやったりみたいな、その時、やりたいなと思ったことをみんなで話し合ってやろう、そういう感じです。

​ すごい多岐にわたってるんですね。

​ーーコシピカさんのコンセプトは「面白いと思うことをやる」と聞きましたが、それに関して普段の劇のアイディアはどうやって考えて出すことが多いですか?

大門さん: 

 あ〜ほとんど思いつきですね。やっぱ面白いと思うことをやるんで、もう役者が今面白いと思うと思ったらもう全部やるっていう。それをもう全部演出がOKですっていうだけですね。

本番にアドリブとか、急にここでアドリブいれてって言われる時もあります。例えば役者はそれを考えてやってくれますし、お客さんに何か軽くお客さんに振ることもありますね。

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ーー今ご一緒に活動されてるメンバーの数を教えてください。

大門さん: 

 そうですね。出たり入ったりする人がいっぱいいるんで、ちょっとわかんないんですけど、20代を中心に20代が2、3人で中学生が1人。中学生の15歳の子がいて、今度53歳の人が入ってきます。

ーーおお〜すごいですね、中学生から50代まで。

大門さん: 

 はい、中学生から50代まで幅広く、どんな人でも受け入れるという名目でやってるので。

​​ーーでは次に、劇団名についての由来は何でしょうか?

大門さん: 

 劇団の由来ですか、あれなんですよ。

あの僕は白米がすごく好きで、なんかすごくご飯が光って見えるというか。それと、演劇を愛してるんですよ。すごく愛してるんで、演劇ぐらい愛してるものって何かなって思ったら白米だったんですよ。

じゃあ何か演劇と白米これは何かすごく調和されてるような気がしたんですね。どっちも光ってるような気がしたんですね。それで「コシヒカリのナナピカリだな」っていうそういう本当にご飯絡みです。

​​ーーこの団体の一番のアピールポイントは何だと思いますか?

大門さん: 

 アピールポイントやったらそうですね、役者の顔面偏差値の高さかなあ、やっぱり。

なんでか知らないんですけど、すごくかわいい子とか男前な子がなぜか集まってくれるんですよね、眼福なんですよ、僕としては。本当びっくりで、この子の服装を見てもわかる通り、何か飾らない。飾らないところ。何か素直、素直さですね、素直さにしときましょう!

素敵だと思います。

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​​ 素敵だと思います!

ーーそれでは学生演劇にしかない良さとは何でしょうか?

大門さん:  

 学生演劇にしかない良さか。そうですね、やっぱ親のお金で演劇ができるっていうところですかね。いやこれリアルにそうだと思います。やっぱりね、親のお金があるっていうのは本当に素晴らしいことで、特に演劇って結構ねお金がないとできないものだと思うので、やっぱり学生のうちは特に、親のお金を使ってでもみんながやりたいと思ってやってるわけですから。

​​ーー学生演劇あるあるかと思いますが、勉強やバイトなどとの両立はどうでしょうか?何か気を付けている点などありましたら教えてほしいです。

大門さん: 

 気をつけてる点ですか、やっぱ単位落とさないこともそうですし、ちゃんと卒業することですかね。僕大阪芸術大学なので、通うのがすごく大変なんです。だからもう単位を落とさないことに必死なんですよ。1限に間に合わせるとかすごい大変じゃないですか?(笑)

齊藤さん: 

そうですね、両立が得意な方ではないので、できずに怒られることもあります。それはもう大変ですね。特に私のような性格では大変です。

伊集院さん:

 私はそう、薬学部で結構勉強が大変だから、こういう今メインの実習が終わって、この空いてる「ちょうど今だったらいける!」っていうタイミングで、(主宰に)「この時空いてるんですけど、私も演劇やりたいです」って言う熱意を伝えたところ、ちょうど京都学生演劇祭があるってことを聞いて、「ぜひやらせてください」っていう感じになって出ることになったんです。でもこうゆう(大変なところも)演劇に生かしていきたいです。

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ーーコシピカさんってすごいコメディをやってるイメージがあるんですけれども、コメディをやろうとか思ったきっかけって何だったんですか?

大門さん:  

 う〜ん、普通のちゃんとした話の演劇でも、所々にコメディがあるイメージがあるので、だからこそ逆にコメディのその部分をメインにしたのが前回の公演だったかなっていうふうに思います。

 今まではそうね、なんかやっぱり最初は真面目に演劇やろうと始めたけども、なんか気がついたらアドリブばっかして、”即興がやっぱ好き、アドリブが好き”っていう劇団なんで、最初はちゃんとした脚本もあって、ちゃんとやろうっていう風になるんですけど、役者が結構アドリブをしていくのがすごく面白いんですよ。

 気がついたら脚本じゃなくて、アドリブの方を採用しようみたいなのもあって、なんか最初は何か、家族が崩壊していくみたいなシリアスなストーリーだったのに、いつの間にか面白家族になったみたいな。そういう話になったり、なんか”いつの間にかコメディになってる”っていう。不思議ですね。

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​今回の上演について

ーー今回この演劇祭に参加されるということですが、きっかけは何だったんでしょうか?

大門さん:  

 きっかけは前にも出たことがあったからですね。やっぱり4年ぶりに、4年に1回ぐらいで出といた方がいいかなと。やっぱり京都学生演劇祭ってうちらにとってオリンピックと一緒で。たまたま結構学生が多かったんで、なんかそういう学生の友達があんまりいないので、友達もできたらいいなって。同じ大学生だし。

ーー今回の演劇祭で楽しみたいことは何なんでしょうか?

大門さん:  

 楽しみたいこと・・・。野外っていうポイントですかね。野外どうなるんやろっていう。やっぱ鳥の音とかも聞こえてくるし。そこと演劇がどうマッチするのか、ミックスするかっていうのを楽しみたいですね。

 不安もあるけど、どうなるんやろっていうのがね、やっぱ即興が大事なので。鳥の音とかにどう反応するかっていう楽しみですね。

ーー最後に、お客さんに一言お願いしたいです。

大門さん:  

 お客さんに一言・・・まず本当に何かちゃんとお金を払ってください。

​(一同笑う)

齊藤さん:  

 払って来てくださるから、なんかそこに対してちゃんとお金払って見て良かったって思ってもらえるようにしたいと思っております。ってお客さんにいいたいです。

大門さん:  

 そうね、あと暑さ対策をしてきてほしいですね。

齊藤さん:  

 夕方なんで蚊もいっぱいいるかもしれんから・・・。

大門さん:  

 蚊も多いかもしれんね(笑)

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​取材を終えて

 今回、コシピカの取材へいって、コシピカという団体のユーモアセンスに驚いた。今回のインタビューは3人のメンバーに答えてもらったが、笑いが絶えずとてもいろんな話ができ面白かった。この劇団の即興力に期待して、ぜひ本番も楽しみにしたい。

​ コシピカの上演は、Aブロックの1番目で、9/9(金)、9/15(木)、9/17(土)に行われる。

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