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​公開日:2022/08/30

2022年8月21日、私たち実行委員取材班は「共通舞台」へ取材にいき、団体についてと今回の京都学生演劇祭2022での公演についての意気込みなど、代表の村上太基さんに話を聞いてきた。

​「共通舞台」とは

​​ーーよろしくお願いいたします。まず簡単に団体の紹介をお願いします!

 共通舞台は2016年にできた劇団です。最初僕(村上さん)1人で立ち上げました。そのたびに俳優とかスタッフを募集して、ユニットでやっていました。2019年くらいからもう1人の俳優の鈴木と2人でやっています。今も他のスタッフはそのたびに集める感じです。

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​​ーー今一緒に活動しているメンバーの数、学年別で教えてください。

 共通舞台の正規メンバーは僕と鈴木だけ。鈴木は今大学院の2年目、僕は大学3回生です。

​​ーー劇団名「共通舞台」について、由来は何でしょうか?

 「舞台」っていう何か文字が好きだったので。「共通」は、心理学のユングとかに興味があっって、集合的な記憶、とかそういうところから着想した記憶があります。

​​ーー普段はどのような劇を公演されているのですか。

 結構毎回違うんですけど、今年の4月、にやったのは、鴨川でゲリラで2人芝居をしました。「ゴドーを待ちながら」を土台にして、言葉を使わずに無言劇にしてやりました。

​​ーーこの団体の一番のアピールポイントは何だと思いますか。

 劇を、作り方から毎回作っているっていうのが僕らのやり方です。今回は俳優テキストとか、こちらがその主催者側とか演出の暴力性について考えながら創作して、それが最終的な形にもかなり影響してるっていうのが特徴かな。

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​​ーー学生演劇にしかない良さとは何でしょうか?

 学生って社会人との狭間に位置してると思います。学生としての甘えはもうあんまり許されない。その迷いとか葛藤とかが多分表現に含まれてる気がします。何かその学生にしか出せないものがある。そこが魅力ですね。

​​ーー学生演劇あるあるですが、勉強やバイトなどとの両立はどうでしょうか?何か気を付けている点などあれば教えてほしいです。

 両立はできていません。なので、僕は中退が決まりましたし、大学3回生なんですけどもう7年大学にいます。

ーーそれほど演劇に集中されていると。

 そういうことにしてます。

ーー他にもアピールポイントがあれば教えてください。

 共通舞台は、みんな積極的に考えてくれるっていうところがあります。演出が全て考えて、指示して、やってもらうっていうわけじゃなくて、それぞれの考えが、一つの舞台上に集まっているということができるんじゃないかなあというふうに期待しているので、そこはこのカンパニーのよさですね。

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​今回の上演について

ーー今回この演劇祭に参加されることを決めた、きっかけは何だったでしょうか?

 去年、「ZOKEI」として出させてもらっていて、その時審査員賞をいただいたのに、大賞とれなかったのが後悔としてありまして、今回はなんとか審査員もお客さんも満足していただけるようなものができればと思っています。

ーー今回の劇の見どころを教えてほしいです。

 クラブと演劇の融合です。

 いわゆる劇的な音楽の使いかたの劇音楽と、あり方はかなり違うので。その中で俳優がセリフをもって、今までのスタッフワークと俳優の演技との関係性がちょっと新しいものになってるんじゃないかなというふうに考えています。

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ーーどんな演劇祭にしたいですか。

 地域の人にもっと来てほしいなと思いますね。あとは学生劇団それぞれ刺激しあって、「自分駄目だ」ということに気づいて、もっといいものを作るような、機会になったらいいなと思います。

ーー最後にお客さんに一言お願いします。

 コロナ禍で舞台が中止になったりとかしている中、観に来るか検討してくれてると思うんで。そこは単純に嬉しいです。で、それに見合ったものをちゃんとつくりたいと思います!ぜひ、劇場までお越しください!

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​取材を終えて

 今回、インタビューしてみて、何よりも演劇を優先させているところや、今回の演劇祭への参加を決めた理由などから、代表の村上太基さんの演劇愛がすごく伝わってきた。稽古では、投影が演出の一つとして使われており、本番どのように完成されるのかが楽しみだ。

 

 共通舞台の上演は、Aブロックの2番目で、9/9(金)、9/15(木)、9/17(土)に行われる。

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