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​公開日:2022/08/24

2022年7月28日、私たち実行委員取材班は京都橘大学へ行き、京都橘大学演劇部「劇団洗濯氣」の稽古場で、団体についてと今回の京都学生演劇祭2022での公演についての意気込みなどを聞いてきた。

​「劇団洗濯氣」とは

​​ーーよろしくお願いします。まず自己紹介をお願いします。

​ はい、劇団洗濯氣に所属させていただいています、京都橘大学文学部の小須田有亮と申します。よろしくお願いします。

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ーー団体についてお伺いします。今一緒に活動しているメンバーの数を教えてもらえますか。

 全体で言うと今25人ほどいまして、1回生が8人、2回生10人、3回生が5人いまして、4回生が1人という形になっていますね。

ーー劇団名についてですが、由来は何でしょうか?

 劇団名の「洗濯氣」なんですけど、洗濯氣の氣が機械の機じゃなくて“気持ち”の氣になっていて、観てくれたお客さんの心まで洗われるような演技をしていきたいっていう目標を目指して、劇団名はそういうものにしています。

ーーアットホームが売りの団体だとお伺いしたのですが、いつもの雰囲気やエピソードなどあれば教えてください!

 そうですね。まあ部活なのですけど、結構先輩後輩の間柄っていうのがあんまり厳しいところはなくて。みんな仲良く、言いたいことを言い合える距離感の関係になってますね。演技練習でも2回生3回生4回生に対して1回生が言いやすかったり。というふうに僕ら2回生も3回生や4回生の先輩に、「こっちはこの方がいいじゃないですか」っていうふうにすごく言いやすい環境なので、お互い切磋琢磨しやすい部活であると私は考えています。

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ーー普段はどのような公演を行っているのですか。

 全体公演は4月に新入生歓迎としての公演を行っているのですけど、ここ最近はコロナの影響もあって、できていない状況となっています。夏公演もいつもやっているのですが、今年はそれをなしにしまして、今は演劇祭に向けて練習している形になります。秋に関しては学祭に合わせて大学の教室の一部を借りて、演技の練習を見せるっていうことをしています。そして、年度末の冬公演で、最後の集大成という形で演劇をやっていて、これに関しては単管を立てて、照明をいろいろ設置してってやるという一番大がかりな行事になっています。

ーー前回の作品について少し教えていただけますか。

 前回はですね、冬公演に、「星の王子さま」という演目をやらせていただきました。そのときは、もう自分たちで単管を設置して照明を設置してっていう、それを1週間かけて準備する結構大がかりなものだったのですけど、その分の音響だとか照明の設備だとかっていうのはすごく本格的なものを使いまして、1年間の集大成という形でいいものが作れたと思っています。

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​前回公演「星の王子さま」

ーー今回この学生演劇祭に参加されるということですが、学生演劇にしかない良さって何だと思いますか?

 そうですね。やっぱりその学生なので、社会人の人よりもが時間的余裕があると思うのですね。その時間的余裕を生かして、「ああでもない、こうでもない」っていろんな観点で言い合いながら、そのいろんな形を目指していけるっていうのがいいところかなって思います。

ーー学生演劇あるあるですが、勉強やバイトなどとの両立はどうですか。

 そうですねやっぱり大変なところはあります。レポートとか。一回生が今、数多くて裏方とかも1回生の占める割合が大きいのですけど、やっぱり初めての学年末の時期に被っているので、そのレポートの提出とかテストだって言って、結構抜ける人も多かったりして。一応僕演出関連で日程とか練習のプログラムを考えているのですけど、「うわぁ、おお、休みかぁ」って思ったりして、いろいろプログラム変えたりするのは大変だったりします。でもやっぱり学生の本分は勉強なので、そちらの方を、頑張った上でこちらもやっていただけるようにいろいろ考慮してやってます。

ーーでは、洗濯氣さんのアピールポイントなど他にあれば教えていただけますか?

 やっぱりその演劇関連以外でも関わりのあるっていうところですかね。その部活でしか関わらないのではなくて、部活外でも、例えば一緒に食事に行って関係性を深めるだとか。なので、多分そういう関わりが多いからこそ、演劇関連の中でその先輩後輩っていう壁を関係なしに「ああした方がいい、こうした方がいい」っていうその意見の出し合いっていうのがやりやすいんじゃないかな。なので、「アットホーム」っていうか、よくある謳い文句なんですけど、一応それを体現できているような部活なんじゃないかなと思っています。

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​今回の上演について

ーー京都学生演劇祭への出場理由、きっかけは何だったのでしょうか?

 出場理由なんですけど、今までその先輩方が出場されていて、そのコロナ関係で、ここ最近はその出ることができていなかったんですね。ただお声掛けいただきまして、今回出ることになりました。去年僕が1回生のときの4回生の人がすごいいろいろやっていたのですけど、2回生1回生っていう今後メインとなる人たちの、演劇経験がすごい少ないっていうのがあって、いざ4回生が卒業してしまったときに、「何をやっていけばいいんだろう、どこで公演をしたらいいんだろう」っていうことすら未知数な状態で始まってしまったので、少しでも演劇経験を重ねていきたいっていうのと、演劇祭にでるとやっぱ他の大学の、その裏方の人だとか演者の人とかとの関わりが持てるので、そこでお互いにいろいろ話し合いをしたりしながら、お互いのスキルアップになるんじゃないかなっていうのを考えて、参加させていただきました。

ーーでは、今回の演劇祭で楽しみにしている事を教えてください。

 そうですね。やっぱり今まで僕らが体験してきた中の舞台で一番大きな規模のものになりますので、その他団体の演技を見ながら、それに自分たちの演技がどのぐらいレベルを上げてできるのか、自分たちがどれぐらいの完成度を持っていけるのかってのがすごい楽しみですね。

ーーどんな公演にしたいですか。

 そうですね。やっぱりうちの団体の名称の理由としてですね、観ている人の心が洗われるような、心が動くようなというようなものをテーマにしているので、その観た人の心に残る、観た人がこれを見て、心が動かされるような、その誰かに影響を与えられるような劇になればいいなと私は考えています。

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ーーでは最後に、お客さんに一言おねがいします!

 はい!そうですね。経験者の4回生が抜けて、まだ経験の足りないメンバーで行っていきますが、それでも私達の全力をかけてやっていきますので、どうぞ楽しみにお待ちください!

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​取材を終えて

 稽古場では、とても一人ひとりに活気があり、また、本当になんでも言い合える関係なんだなということを感じた。

 劇団洗濯氣はBブロックの2番目で、9/10(土)、9/13(火)、9/16(金)に上演される。キャストが9人と他と比べて多い。本番の上演が楽しみだ。

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