
2025/07/13
テクニカルミーティング
7月13日、京都大学西部講堂にて、🦑テクニカルミーティング🦑を行いました。
テクニカルミーティングとは、西部講堂の舞台、音響、照明などの「テクニカル」を参加団体さんにお伝えするミーティングのことです!
日曜日の19時から開始され、主に、団体さんの代表者の方、スタッフの方に来てもらいました。
始めに、舞台監督の脇田さんから、今年の舞台の使い方などを紹介していただきました。

今年は固定のステージと客席を作らず、西部講堂内を、かなり自由に使えるんですよね。
今までにない実験的な演劇ができる反面、ステージと客席のイメージが想像しにくい点があります。
そのため、脇田さんが、西部講堂をツアーしてくださり、ステージの使い方、客席からお客さんはどの距離で観るかなど丁寧に伝えてくださいました。
実際にお客さんの位置に行ってみると、近い、いや遠い?
役者との「距離」という意味では、前列だと1メートルもないのですが、普通の劇場と異なり、今回は客席という名のほぼ床に座って、俳優を下から「見上げる」方式。
奥に行くと、俳優の足元が見えにくいな、など様々なことに気づきます。



想定しているステージの形は4種類。客席の位置も3種類あるため、脇田さんの客席ツアーに、みなさん、記録用の写真を撮り、自身の作品を想像しながら参加されていました。
続いて、音響統括の小山さんから、音響の説明がありました。どこにスピーカーを何台置くのか、どこでオペをするのか、などなど。演劇祭から貸出できる音響機材(マイクなど)があると聞き、改めてフェスティバルとしての懐の深さを感じました。

最後に、照明統括の戸邊さんからの説明です。スライドを使って、照明の配置や種類を教えてくださり、持ち込みの照明機材も使っていいとのことでした。また、疑問や使いたい機材があったら、気軽に相談してほしいとのメッセージがありました。
加えて、9月に行う試演会(団体さんに西部講堂で通しを行ってもらう会)までに、どんな演出がしたいか、ヒアリングシートに記入してほしいと説明がありました。
団体によって差が生まれやすいテクニカルの技術面、加えてつかったことのない小屋で演劇をするサポートを全面的に行うテクニカルスタッフの皆さんがとても心強かったです。

かく言う私は、テクニカルに全く触れたことがないので、音響や照明の専門用語にポカンとしたながら「こんなことができるスタッフさん、かっこいい!」と憧れました✨
演劇祭の公平性を保つため、テクニカルスタッフから参加団体へ積極的に関わることはしないが、不明点や質問があれば、気軽に連絡してほしい。
そんな脇田さんのメッセージは、演劇を「上演する場」を提供する一方で、審査員による「評価」も行う、フェスティバルの2面性を表しているように感じ、印象に残りました。
以上で、テクニカルミーティングは終了しました!!

つづいて、実行委員による、映画上映会企画 が開催されました。😮
おしながきは、
①『阪急神戸線に乗ったことがあれば理解できる特殊相対性理論』by青コン企画(仮)
②『インターステラー』上映会

21時過ぎにテクニカルミーティングが終了したので、かなり遅くの時間から開催に。残念ながら、家が遠い私は参加できませんでした。
ちなみに、参加された片付けに戸惑り、解散が朝の4時ごろになったのだとか。
とっても楽しそうですね!
(執筆:栗山穂実)