京都学生演劇祭2024
公開日：2022/08/25
2022年8月21日、私たち実行委員取材班は同志社大学京田辺キャンパスの演劇サークル「京田辺、演劇ないん会」へ取材にいき、団体についてと今回の京都学生演劇祭2022での公演についての意気込みなどを聞いてきた。
「京田辺、演劇ないん会」とは
ーーよろしくお願いします。まず団体の紹介をお願いします！
同志社大学京田辺キャンパス唯一の演劇サークルです。
今回1人2役を演じられる鈴木さん
ーー今一緒に活動しているメンバーの数を教えてください。
1回生が4人。2回生が11人。3回生が9人です。
ーー劇団名について由来は何でしょうか？
先ほど京田辺キャンパス初の演劇サークルというように説明したんですけど、最初に作った人が演劇サークルを探してたら、「ないんかい！」ってことでこの名前になりました。あと一応、初期メンバーが9人だったという説もあり、ないん(9)会ということになっています。
ーー今までの上演作品について教えてください。
そうですね、前回の公演は『となりのかみさま』という公演をやりました。1人の女の子に興味を持った神様が人間の世界に降りて、その女の子と一緒に生活して、いろいろな問題が起きて解決していく話です。
ーーこの団体の一番のアピールポイントは何だと思いますか？
他の同志社の団体と比べると、やはり初心者というか、演劇やったことない人が多いので、やる気満々でやってくれるところがすごい好きですね。あと、ないん会はめちゃくちゃ女の子が多い団体で、すごい細部までこだわるみたいなところがあって、なんかそれがすごくいい味になっているというとこですかね。『隣の神様』でいろいろ初めての試みをしました。パンフレットを作ったんですけど、その中におみくじを入れたんですね。ないん会にはお客さんに楽しんでもらえるようなシステムがいっぱいあります。演劇祭でも細かい部分を見てほしいなと思います。
ーー学生演劇にしかない良さとは何だと思いますか？
これは個人的な感想なんですけど、個人的には学園祭準備期間みたいな楽しさがずっとあるなと。大道具作ったりとか、小道具作ってみたりとか、衣装どれにしようみたいな。みんなでつくる学園祭準備期間の良さがあって、何か、それがすごい演劇自体のワチャワチャ感みたいな楽しいなっていうのがにじみ出ると思います。
ーーなるほど！
ーーサークル活動を続けるにあたって、勉強やバイトなどの両立はどのようにされていますか？何か気をつけている点などありましたら。
そうですね、テスト週間は練習をあまり入れないようにしていますし、うちは結構他の団体さんと比べるとめちゃくちゃゆるいです。絶対参加しないといけないものが一つもないんですよね。みんな本当にやりたいから来てるっていう感じなので。「バイトとかあるんで無理です」みたいな。ゆるい雰囲気ではあるんだと思います。
ーー他にも団体についてアピールポイントがあれば教えてください！
そうですね。女の子の方が多いって話をしたんですけど、最近珍しく男の子が入ってきました。今までの女の子ばかりの「ないん会」とは違った良さを見せられるのではないかと思っています。
ーー新しい風が吹くかもしれないですね。
今回の上演について
ーー去年に引き続き京都学生演劇祭に参加されるということですが、きっかけは何だったでしょうか？
前回参加した時の演劇祭の審査員のコメントがすごい貴重なご意見で、その後の公演にも影響しました。初心者ばかりのサークルでもあるので、演劇についてよく知っている方からご意見いただけることはありがたかったです。京都学生演劇祭の参加は「ないん会」のスタンダードにしたいと考えています。
ーー今回の劇の見どころを教えてください。
『星の王子さま』ということで、いろんな方に知られている物語だと思います。みんなに知られているお話をどういうふうに面白くするか。演出方法とか、雰囲気とか。衣装とか、雰囲気作りを大事にしようと思っています。『星の王子さま』の雰囲気を演劇で味わえることが、一番の注目ポイントだと思います。
あとは、初めての挑戦で1人２役をします。そこにも注目してほしいです。役者と役の性別逆転もあるし、役柄で挑戦した部分もあります。
ーーどんな演劇祭にしたいですか。
一番の目標は、前回を超えることです。去年がすごい良い出来だったと個人的に感じていて、さらにそれを超えるものにしたいです。
ーー素晴らしいと思います。
ーー最後にお客さんに一言お願いします。
『星の王子さま』は王子さまが星々を渡り歩くお話なので、帰り道に星空見上げて「いいな」と思ってもらえるような公演にしたいです。
取材を終えて
場所も稽古の雰囲気も穏やかな稽古場で、会話をとりながら楽しい取材をさせてもらった。
今回は『星の王子さま』で1人2役をすると聞き、とても興味がある。
京田辺、演劇ないん会はCブロックの3番目で、9/11（日）、9/14（水）、9/18（日）に上演される。